【本紹介】病の原点にはどんな人物がいたのか「0番目の患者―逆説の医学史―」

「0番目の患者―逆説の医学史―」を要約して紹介します。著者のリュック・ペリノ氏はフランスの医師であり、一般人にも医学知識をわかりやすく広めています。本書では世界的に有名なものからあまり知られていないものまで、19例のゼロ号患者を紹介しています。医学の進歩の歩みを知れると共に、負の歴史についても詳細に知ることが出来ます。

【本紹介】「脳の意識 機械の意識―脳神経科学の挑戦―」~機械の中で永遠に生きる方法~

「脳の意識 機械の意識―脳神経科学の挑戦―」を紹介します。著者の専門は脳神経科学で、日々意識にまつわる研究をしています。本書では脳を研究する手法が丁寧に解説されており、意識研究の現状を知ることが出来ます。人間の意識を機械に移植することは遠くない未来に実現すると著者は述べます。

【本紹介】「ゾンビの科学―よみがえりとマインドコントロールの探求―」不明瞭な生と死の狭間

この記事では「ゾンビの科学―よみがえりとマインドコントロールの探求―」を要約して紹介します。本書では、ゾンビのような状態になってしまった人々や生物の事例が数多く挙げられています。それらの事例から、生命を「生」と「死」という2つの状態に分けることの難しさを理解できます。

【本紹介】「世にもあいまいなことばの秘密」―すれ違いを防ぐための言語の使い方―

筑摩書房「世にもあいまいなことばの秘密」川添愛 を読んだので要約して紹介します。言語学の立場から考えれば、私たち人間の発する言葉のほとんどは曖昧で、複数の解釈を持ちます。言葉を多面的に見ることで、解釈の違いによって起こる対立に対処ができるようになるはずです。

【本紹介】「奇想天外な目と光のはなし」―生物が見ている多様な世界―

雷鳥社「奇想天外な目と光のはなし」入倉隆 について読んだので要約して紹介します。本書は目や光にまつわる生物の不思議な事例をたくさん紹介しています。生物のもつ興味深い目の特徴を知ることで、普段は何気なく見ている世界も新たな視点で眺められるようになります。

【資格解説】文部科学省後援の資格「色彩検定」とは?

色彩検定は文部科学省後援の公的な資格です。色の基礎から配色技法、専門的知識までを幅広く学べます。色を扱う仕事をしている方や色に関する知識をつけたい方に受講されている人気の資格です。1級・2級・3級・UC級があります。1級はプロフェッショナル向け、2級実務に応用したい方向け、3級は初めて色を学ぶ方向けです。UC級は、色覚の多様性や色のユニバーサルデザインに関する知識を深めたい方向けです。

【本紹介】「恐怖の正体―トラウマ・恐怖症からホラーまで―」春日武彦―なぜ私たちは恐怖するのか―

先の見えないトンネル、街灯に群がる虫、ガラス張りの床、遊園地のピエロ…あなたが怖いと感じるものは何ですか。わたしたち人間には、何かしら怖いと感じるものがあるはずです。恐怖をどう定義するか。恐怖症は様々のものが存在するが、なぜ特定のものが恐怖を呼び起こすのか。恐怖を抱いたときの時間の流れはなぜ遅くなるのか。 など、著者が精神科医として恐怖に苦しみ続ける患者を長年診てきた経験、さらには著者自身のもつ恐怖症から、恐怖の正体についてを分析します。